いろえんぴつ/水彩色鉛筆・・・水彩画への誘い
 


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▲水彩色鉛筆とは

■水彩色鉛筆を使う 1

■水彩色鉛筆を使う 2

■水彩色鉛筆を使う 3

●水彩色鉛筆で水彩画を描く 1

●水彩色鉛筆で水彩画を描く 2

●水彩色鉛筆で水彩画を描く 3

●水彩色鉛筆で水彩画を描く 4

●水彩色鉛筆で水彩画を描く 5

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水彩色鉛筆で水彩画を描く 2





重ね塗り にじみの応用

海のイメージが描けず3回やり直しをしてしまいました。
波は左側、右側、手前と違います。また白っぽく光が反射しているところがあります。この海はグリーン系と青系そして白の鉛筆を波の感じで塗り、海を均一に塗らず、筆のぶれた動きを利用しました。各色のにじみ、ぼかし、塗り残しも利用しています。
とっても思い通りの海とは言い難いのですが、何とか波の感じが出せたと思っています。
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グリザイユ

左の絵はグリザイユという技法を使って描きました。実際の建物はこんなピンク色の建物ではなく、明るい茶系をしているのですが、雅で宮殿造りの夢想的な建物でしたので、あえて赤系を使いました。濃い黒を混ぜた赤系の色は、影の部分です。ここは実は先に濃い色で塗っております。軒下、壁が90度に曲がったところなどです。そしてその後淡い赤系の色で建物全体を塗りました。影の部分は2重に色が塗られています。この技法は、参考にさせていただいた多くの書籍にも説明されている「グリザイユ」という技法です。
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グリザイユ(grisaille)
影の部分をセピアやグレーで先に塗り、後から全体を塗る技法。透明度の高い水彩画ならではの技法。影の部分は濃淡により陰影の付け方変えて描くこともできる。同一の色合いを持ち、影の濃淡がある面を塗るのは、後で一色だけ全体に塗れば良く、大変合理的。影を付け立体的な画像を描くのに大変有効である。




マスキング

水彩色鉛筆には、白色も用意されています。(入っている色数による。)白は空を描くときなどに、青と重ねて塗り、にじみを活かして空と雲を表現したりするのですが、くっきりとした白色の入道雲を描きたいときがあります。また森の中の1本の白樺を描きたいときがあります。こういう時は、紙の地の色(なにも塗らない)を利用します。しかし絵としての筆の流れもありますし、いろいろな色を塗っていく中でくっきりとそこだけ、白地を開けていくことは難しいものです。そういうときは、絵の具をはじくものを、白地にしたい部分に塗っておきます。そして好きのように描き、後からその塗料を剥がせる様なものがあれば良いわけです。それがマスキング液です。
白地にしたい部分にマスキング液を塗って、それを乾かしたら、全体の色を塗ります。そして最後に乾いたマスキング液を専用のラバークリーナーで取ります。そうするとくっきりとした白地が残ります。必要に応じてそこに描き込みをいれます。なにか立体的な、浮き出したような、絵になります。

▼マスケットのページへ(実際に使用している画像もあります)




水性ペンを使って

私はもともと絵を水彩ボールペンと水彩色鉛筆で描いていました。線が入り組み、淡い色使いだと、絵がぼやけてしまうことがあります。そういうときに細いキリッとした線が入ることにより絵が締まります。ただ鉛筆と違い消せませんので、ちょっと注意が必要です。また鉛筆の濃い下書きの上から水性ペンを使うと目づまりすることがあるらしいので、鉛筆の下書きは薄く、最低限の線でいきたいところです。
水性ペンで描いた後色塗る場合、少々色がはみだしても、絵としてバランスがあまりくずれません。逆に趣がある?という感じにもなります。
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水を筆以外で塗る・・・海綿

例えば雲と青い空を描くとき、これぞという境界線がありません。曖昧としています。そういうときには、海綿でこすると、見事に雲の感じが表現できます。ご使用になると思わぬ表現ができて楽しくなることがあります。別に海綿でなくとも、布のようなものでもいいと思います。

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