いろえんぴつ/水彩色鉛筆・・・水彩画への誘い
 


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▲水彩色鉛筆とは

■水彩色鉛筆を使う 1

■水彩色鉛筆を使う 2

■水彩色鉛筆を使う 3

●水彩色鉛筆で水彩画を描く 1

●水彩色鉛筆で水彩画を描く 2

●水彩色鉛筆で水彩画を描く 3

●水彩色鉛筆で水彩画を描く 4

●水彩色鉛筆で水彩画を描く 5

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水彩色鉛筆で水彩画を描く 3


想像して描く

想像してクリスマスのポストカードを描いてみました。クリスマスってどんな感じで描けばいいか。どんな色を使えばいいのか。否、素直に、自然に心の中になにが浮かび上がってくるか?
頭の中にはクリスマスツリー 雪 暖炉 椅子 緑 赤・・・・いつの間にかこんな絵になりました。しかしこの窓越しに部屋をながめている人はだれだろう?ふと孤独な老人の姿が浮かんできてしまいました。
このイメージとは別に、祈りを捧げる聖母マリアの姿も浮かんできたのですが、今の私にはとても描けません。でも想像の世界って楽しいものですよ。
やはり下書きをしないと私は描けません。特に窓の格子が均等にならなくて、錬り消しゴムで何回も消しては描きました。最初に引いた線を大事にしたいのですがなかなかうまくいきません。
外壁の煉瓦、これは適当に水平線を引いて、縦に千鳥になるように線を入れました。すごく雑です。

使った画材:
▼スケッチブック ▼鉛筆 ▼芯ホルダー ▼練りゴム
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雪の「白」は塗り残しで表現しますが、塗り残しが細かく、数が多いので、マスキング液を使いました。雪をいちいち塗り残していたら、絵が勢いよく描けません。そして雪でなくて本当の塗り残しそのものみたいになってしまうかも。

使った画材:▼マスキング液
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マスキング液で雪の部分を先に塗ります。グレー色をしたところが、雪の部分です。水彩絵の具と同じように簡単に塗れます。塗った後は、よく乾かしてください。結構早く乾きます。
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色を塗っていきます。外の外壁は茶系の3〜4色を薄く適当に部分部分に塗りました。これもすごく雑で、線からはみ出しOKです。まあもっとも煉瓦の線が相当アバウトなのですからあたりまえかも。そして乾いてから外壁の上に黒色全体に薄く塗って、どことなく、らしくしました。ということで外壁は重ね塗りをしています。水彩絵の具と同じような使い方ができます。

使った画材:▼水彩色鉛筆 ▼水彩筆・筆洗い ▼水性ボールペン
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これはラバークリーナーです。これで乾いたマスキング液をとるのですが、ラバークリーナーはロール状になっているので、適当な3〜4cmの長さに切ります。マスキング液にも付属で付いているのですが、少しなので、ロールのものも用意しています。

使った画材:▼ラバークリーナー
絵はヘヤードライヤーで乾かしました。塗れたままで、マスキング液を剥がすのは、やめてくださいね。ラバークリーナーの端の部分を押し当て、上に引っ張り上げるようにして、剥がします。
雪の白い部分がくっきりと浮かび上がっています。
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このポストカード、はがきサイズで描いていますが、使ったスケッチブックはそれよりかなり大きめのものです。
ポストカードの表面を保護し、定着させるためのフィクサチーフをスプレーしています。絵はがきなどには大変便利なものです。無色透明のものですが、かなり刺激臭があり、吸い込まないよう注意してください。また換気には気を配ってくださいね。

使った画材:▼フィクサチーフ
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できあがりです。何となくムードでています?ダメかな?
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絵手紙用はがきに描く・・・一色で描く

厚口水彩紙でできた絵手紙専用のはがきに絵手紙を書きました。はがきですので、絵は、題材(鉄瓶)のそれらしいムードがでればいいということで、細かい部分は省き、また背景などは書き込みを入れず簡単に描きました。

今回、題材は鉄瓶ということもあり、黒一色で描きました。始めにアウトラインを鉛筆で下書きして、その後水彩色鉛筆で粒模様(アラレという)や輪郭線などタッチが残るように強めに描きます。黒一色ですのでタッチが残らないと絵がなんだか分からなくなってしまいます。その後その上からタッチがあまり残らないように濃淡を付け色を塗りました。
水を付けた筆でなするときは、部分によって筆の運びに注意します。普通、線としてとらえている部分を、筆の運びの違いで表すこともできそうです。

絵手紙は書いていて楽しいものです。またもらった人はすごく嬉しいものです。しかし絵手紙は何も人に出さなくてもよく、自分で保管して、部屋のインテリアとして、額にいれたり、ピンで留めて飾ってみるのも良いですね。
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輪郭や模様は
強めのタッチで描きました。
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水で溶かしても、
タッチが残ります。
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ツルは曲線に沿って
中央部が明るくなっている
ので塗り残すように
色を塗りました。
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本体部は左から右へ
光の濃淡がでるように
塗りました。
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簡単な文章を入れてできあがり。
一色で描くのも楽しいものです。
水彩色鉛筆は筆圧を利用して
表現できるのも魅力のひとつです。